一般に調性音楽では、各々の和音は、その属する調性(tonality)に於いて、それぞれ機能(function)を 持っており、それに従って和音が進行する事をChord Progressionと呼びます。

Diatonic-chords

目次

A)Major Diatonic Chords

a) C Major scale chords (Triadによる)

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※ Triadを示す記号として△が用いられる事もあります

b) C Major scale chords (7th Chordによる)

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Chordの調的機能を分析する事をChord Analyseと呼びます。その際ローマ数字を用いる事によって全ての調性に応用する事が容易になります。その際、そのkey(調)の主音を【I】とし、順次 Major scale の音程関係に従ってローマ数字をあてはめ、その右横に Chord Type を表示します。

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この時、#、bはローマ数字の左側に書かれます。 この表示はChordの機能とTonic音からの音の距離(度数=Degree)を示す事から機能Chord又はDegree Name(ディグリー・ネーム)と呼ばれます。

B) minor Diatonic Chords


a)C natural minor scale chords

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b)C harmonic minor scale chords

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一般にChord Progressionに於いては、和声的機能を最も満たすharmonic minor scale chordsが多く用いられています。

c)C melodic minor scale chords

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Melodic minor scaleに於ける下行形はNatural minor scaleと同形となります。