アルペジオを使った練習
続いて、アルペジオを使った練習法をやっていきます。
トレモロとアルペジオが、
システム的には一緒という捉え方をします。
トレモロに対しての心理的ブロックを外すという効果もあります。
心理的ブロックというのは意外と強力で、
自分は意識がなくても、
この心理的なブロックによって、
克服できないということも実はよくある話です。
苦手意識が潜在意識に刷り込まれるということですね。
では以下のエクササイズからやってみましょう。
アルペジオ・エクササイズ2−1

もう、左手は開放弦だけでやっちゃいましょう。
因みに、このアルペジオのコード・シンボルは何か解りますか?
わからない方は、
音楽理論講座へいって学んでくださいね!
このコードは「G6」となります。
もし、6弦の開放弦が加わっていたら「Em7」となります。
この辺りは、大丈夫でしょうか^^
それで、注意点としては、
アルペジオの項目と一緒になります。
特にも親指のアポヤンドに関しては注意してください。
4弦でのアポヤンドなので、
もし、あなたが難しいと感じるようでしたら、
アルペジオ編にもう一度目を通して、練習して欲しいと思います。
他の指はアル・アイレで弾きます。
まだ、普通のアルペジオですから、
アルペジオとして弾いて頂いて、大丈夫です。
次です。
アルペジオ・エクササイズ2−2

3拍目と4拍目の連続だけ異なっています。
まだ、アルペジオとして感じることが出来るのではないでしょうか。
逆に、ここで、アルペジオと思えない方は、
アルペジオを弾いている時と同じ感覚になるまで練習を続けてください。
先を急いでもあまり意味がないので、
この、”アルペジオと同じ感覚”を身につけるように頑張ってください。
出来るようになった方は、
次に進みます。
大丈夫ですか?
ズルは無しですよ(笑)
アルペジオ・エクササイズ2−3

運指を守ってくださいね。
アルペジオのエクササイズに似たような譜例がありましたが、
右手の運指が違うので注意してください。
前回、前々回と一緒の運指なので、
迷われる方はいないと思いますが、
念のため。
では、最後。
アルペジオ・エクササイズ2−4

これで、2弦上のトレモロが完成します。
アルペジオと同じ、または似た感覚で弾けているでしょうか?
出来ていない方は、
エクササイズのどの段階で出来なかったかを良く把握して、
そこを重点的に練習してください。
ピカードによるエクササイズと並行して行うことで
相乗効果が得られます。
どちらの要素が足りていないのかは、
人によって異なりますので、
あなたの判断で、やはりバランスよく行ってください。
ここでも、やはりバランスです^^
次項ではより具体的な
トレモロ・エクササイズを紹介します。