開放弦を使用しないことで、
半音づつ移動させることが可能になりましたね。
つまり、12個のマイナーコードを
3つのコード・フォームで作れるようになったわけです。
さっそく作ってみましょう。
一応メジャーでやったことを踏襲してみます。
12個のメジャーコードの作り方
目次
6弦ルート=③
まずオープンコードのEmはわかりますね。
それを半音上げてFmが作られます。
ここまでが前回やったことです。
更に半音(1フレット分)上げて、
F#mにします(2フレットをセーハします)。
更に半音上げてGm(3フレットセーハ)
更に半音上げてG#m(4フレットセーハ)
更に半音上げるとAm(5フレットセーハ)が作られますが、
これの代わりに5弦ルートのオープンコードを使用します。
つまり、この時点で、
Amのコードに関して、僕たちは2つの「フォーム(型)」を手に入れたことになりますね。
5弦ルート(1)=②
つぎ、Amのオープンコードから開始します。
半音上げてA#mですね(1フレットセーハ)
さらに半音上げてBm(2フレットセーハ)
さらに半音上げてCm(3フレットセーハ)
ですが、ここでも、5弦ルートのもう一つのフォーム。
Cmのオープンコードを代わりに使用します。
Amのコード同様、Cmのコードについても
2つの「フォーム(型)」を手に入れたことになります。
5弦ルート(2)=①
Cmのオープンコードから始めます。
半音上げてますが、このフォームに関しては、
セーハが使えません。
それでも以下のように開放弦を含まない状態に出来ますね。
運指は5弦を小指、4弦を中指、3弦を人差し指、2弦を薬指で押さえますが、
結構キツイですよね。
僕も指が短いので多少キツイです。
その場合は2弦は押さえずに頭の中で押さえるだけでも大丈夫です。
でも開放弦を使うってわけではないですからね。
頭では押さえておいて下さいね(笑)
さらに半音上げてDm(2フレットセーハ)
さらに半音上げてD#m(3フレットセーハ)
さらに半音上げてEm(4フレットセーハ)
ここでEmに戻ってきましたね。
一番最初の6弦ルートのEmのコードを使用します。
ここでも、
Am、Cm、のコード同様、Emのコードについても
2つの「フォーム(型)」を手に入れたことになります。
以上をまとめると以下のようになります。
12のマイナー・コード(第1ポジション)
次回はこれらを使って、
ネック全体を大きく3つのポジションに分けていきます。
①のフォームに関しては、セーハではありません。
押さえるのが困難な方は
2弦は押さえなくても大丈夫ですが、
頭の中では押さえておいて下さいね。
因みにマイナー・コードは7thにしても問題ないことが多いのですが、
この①のフォームは、特に7thコードのほうが、押さえることが容易いです。
こんな感じですね。
今回の12のマイナー・コードはしっかりと覚えておいてください。
つぎを急がずにここを抑えておくことが肝心です。
では、次回は→ 3つのポジションに分ける(minor)です。