3つのポジションで5つのポジションをつくる

ここまでしっかりと着いてきた”あなた”は
この講義はサラッと読み進めていけるかもしれませんね。



なぜなら、新しく覚えることは特になくて、
視点を変えるだけで良いからです。



勉強熱心なあなたであれば、
現在のギター・レッスンの主流は5つのポジションに分割することが
基本的なコンセプトになっていることを知っていると思います。



しかし、この講座では、
一貫して3つのポジションに拘ってきました。



では、少ないのか?


実は、ここまでレッスンを進めてきたあなたは、
既に5つのポジションをモノにしているんです。



今回はそのことをお話ししようと思います。



まず、一般的な5つのポジションの分割方法ですが、
やはり一般的な5つのオープン・コードに基づきます。



そのコードは、
この講座の一番最初に確認した5つのコードですね。



→ 5つのオープンコード・(メジャー)

 

C、A、E、に関しては大丈夫ですね。



残りのG、D、について見ていきます。


GとDのフォームに関して

このGのフォームは
今までやってきたEmの③FORMと一緒ですね。



わかりますか?



そして

Dのフォームは
今までやってきたBmの①FORMと一緒ですね。



つまりは、
5つのポジションを把握しているわけです。



しかも、
5つのポジションが、Major Scale だけを意識させられる傾向があるのと違い、
3つのポジションであれば、Major と minor で同じように扱っていけるわけです。



平行調であっても、しっかりと
C と Am を区別することが容易になるわけです。



今回の話をもとに、
あなた自身で指板上を色々と見てみて下さい。



今回の話が腑に落ちてくれると嬉しいです。



さて、今回までで指板に対する理解がかなり深まってきたと思います。
結果的にスケールも5つのポジションでも3つのポジションでも
同じことだと理解もできたでしょう。

あなたが、ロックやポップスなど、コードの音価が長い楽曲をやっているならば、
ここまでの講座で、かなり色々と可能性が広がったのではないかと思います。

次回からは
より実践的なアドリブの方法論をお伝えしていきます。


とくに次回は、僕自信の即興演奏の全ての基本となるコンセプトですので、
集中して講義を受けてくださいね。

→3度と7度のダブルストップ