3度・7度ダブルストップの可能性

目次

前回に引き続き、
3度・7度のダブルストップのコンセプトをお伝えしていきます。

前回は、5弦、または6弦をルートに
3度・7度を、4弦と3弦においたボイシングでの
コード・フォームをみてきました。

今回は、このコード・フォームを描きながら、
ルートを除いて、3弦と4弦の
ダブルストップのみを弾くところから始めていきましょう。

アンサンブルにおいて、ギターが2台以上いるときなど、
一人はこの3度、7度のダブルストップのみを弾くことで
サウンドをスッキリとさせることが出来ます。

また、2弦・1弦にテンションノートを加えて、
コードの響きに彩りを添えることも可能になりますし、

2弦・1弦にメロディーを持ってくることで、
コードソロも可能にもなります。

また、この3度・7度のダブルストップは、
即興演奏の基本にもなります。

これを分解して弾き、それに2弦や1弦を入れていくことで
コード進行を感じさせるシングル・ノートを演奏することができます。

3度・7度のダブルストップ(ダイアトニック・進行)

5弦root

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6弦root

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3度・7度のダブルストップ(II-V 進行)

5弦root

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6弦root

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2弦と1弦を加える

ダブルストップになれてきたら、
次は2弦にテンションノートを加えてみましょう。

テンションノートに関しての理論的な話はこちらです。

2弦を加えてコードを弾くことに慣れてきたら、
1弦も加えていきます。

 

 

テンションノートを考える際に、
コードトーンの上下という視点をもつと
理解が容易になりますね。

 

で、この次ですが、
上記の練習の後は、
トップ・ノートをメロディーとして捉えることで
コード・ソロを演奏することが可能になります。

 

そして、3度・7度のダブルストップをバラして、
2弦や1弦を加えていくことで、
コード進行から外れないシングルノート・プレイが可能になります。

次回からは、

この3度・7度のダブルストップの考え方を基本にした

3STEP アドリブ練習法 と題して講座を進めて行きます。

お楽しみに^^

 

→ 3STEP アドリブ練習法(第1ポジション)