Two- Five について

目次

さてさて、ついにやってきました。


という感じですが、今回から何回かにわけて【ツー・ファイブ】
いってみたいと思います。

【Two- Five (ツー・ファイブ)】って色々なところで聞きますよね。



もしかしたら、聞いたことないかもしれないし、
聞いたことはあるけど、説明してって言われるとちょっと。。



ってなるかもしれないので、
簡単に説明をすると。


あるkeyのV7chordの前にIIm7 chordが置かれる事をTwo-Fiveと呼びます。


IIm7って何?っていうあなたは、
こちらで勉強しておきましょう。→Daiatonic Chords

全然難しくないので、
いますぐ、それこそ5分くらいで勉強しちゃって下さいね。



Two-Five がわかったところで、
早速いってみましょう。

Two-Five (①form)

さっそくKey=C で考えていきます。

ここからしばらくはKey=Cに限定してレッスンを進めていきます。

Key=C における
IIm7 は何のコードになるかわかりますか?
V7 は何のコードかわかりますか?



下記の楽譜を見て下さい。

Daiatonic Chord Key-C



IIm7 はDm7 ですね。


V7は G7 になることが判ると思います。

I△7  はもちろん C△7ですね。

それでは、コード・フォームを確認しましょう。

①フォームにおけるIIm7 – V7 – I △7

スクリーンショット 2016-05-11 20.38.34


C△7

C△7  の押さえ方に関しては、
この際に覚えておいてください。

C のオープン・コードの
人差し指を離しただけです。

人差し指が root=C音 になるので、
半音下げることでB音=M.7th (長7度)
に変化させることが出来ます。

Dm7

Dm7もこの講座では初めて出てきましたが、
基本的なフォームでもあるので、この機会に覚えておきましょう。


でも、なるべく無駄にコードを暗記しない。


ということも当講座の特徴ですので、
このDmも既存のフォームに関係付けて覚えます。

まず、こちら→Major 6th Chord でCをC6に変換しましたね。



この3つ目の、③フォーム(6弦ルート)
このフォームで F6 を作ってみます。

6弦、1フレットがルートになります。

スクリーンショット 2016-05-11 20.07.41

 

 

 

 

 

 

 

 

6弦と1弦は音の並びが一緒なので、
6弦の音を2オクターブ上の1弦1フレットに置き換えると、
今回のDm7と同じフォームになりましたね。

つまり、F6 = Dm7
ということです。

この理解はとても大切ですので、
絶対に理解しておいてください。

G7(9)

次にG7(9)のフォームです。

上記の③フォームのF6を2フレット分上げると
G6 になります。(6弦3フレットがルート)

この時の4弦2フレットの音(E音)が
6th(長6度)の音です。


半音上げて3フレットにすることで b7th(短7度)
に変化しますね。これで G7 がつくれます。

 

スクリーンショット 2016-05-11 20.23.43

 

 

 

 

 

 

 

 

このコードはG7の③フォームとも言えます。

6弦ルートのG7の基本的なフォームですので覚えておきましょう。

さて、もう少し見ていきます。


3弦4フレットを押さえていますよね。


チューニングのときに行うように、
3弦4フレットと2弦の開放弦は同じ音ですよね。

なので、いっそのこと
2弦は開放弦にしちゃいましょう。

そうすると、この3弦4フレットは押さえなくてもよくなりますよね。


ちなみに、3弦4フレットの音(B音)は
G7の3度の音にあたります。


全音(フレット2つ分)下げると2度になりますよね。


(=3弦2フレット)

Tension で考えると9度ですね。

つまり、G7(9) となります。

スクリーンショット 2016-05-11 20.38.25

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字で説明するとややこしかったかもしれませんが、
理解は記憶をし易くするためのものでもあります。

このまま覚えちゃってもいいや。ってあなたは
もうそのノリで覚えて大丈夫です^^

 

 

フォームに紐付けて覚える

さて、今回のこのC△7ですが、
ポジションは【第一ポジション】、フォームは①フォーム。



この理解は大丈夫でしょうか?

このとき大事なのは、
Tonicである C のフォームと関連づけて覚えることです。

今回はフォーム①ですね。

つまり、フォーム①における
IIm7-V7-I△7 として覚えておいてください。

フォームやポジションに関して忘れた方は、
こちらで再確認しましょう!


ポジション一覧表

ポジションの一覧表を下記に載せておきます。

基本ポジション(Major)


対応する Scale の確認

 

コード・フォームがわかったところで、
Scale についても見ていきましょう。

 

スクリーンショット 2016-05-11 3.22.34

第一ポジションにおける
C Major Scale を把握していれば何も難しくないですね。

始まりの音が、それぞれのコードのRootになっているだけです。


練習しておきましょう。

 

コードを鳴らさなくても
コード・チェンジの雰囲気が出ていることに
気がついた”あなた”は超センスが良いです!!

 

では次回は
②フォームについて見ていきます。

→ ツー・ファイブ (② Form)