まず最初にすべき練習

目次




以上を全てクリアにしたら、
いよいよ押弦していきますが、

まずは i と m で交互に弦を弾き音を出していきます。

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はじめは軽いタッチでいいので、
以下の点に注意してください。

ピカードの際の注意点

    • 弾き終えた指が隣の弦にもたれかかっている(いわゆるアポヤンドと似たような状態です)
    • 指は表面板の方向に動かさずに、上の方向。つまり表面板と平行に弦を弾く。
    • 弾き終えた指が反らないように弾く。(経験上、多くの方が反っていると思われます)
    • 人差し指(i)も中指(m)も弦に対して直角に当てる

(これも多くの方が角度が付いていると思われます)

      • 上記の弾き方で爪が引っ掛かる場合は、爪を整える。(この弾き方だと、爪は短く整える必要性が出てきます)

 

嘘つきのピカード

 

上記の弾き方をすることにより、
音の立ち上がり、輪郭、煌びやかさが大きく変化します。

ただ、この弾き方は速く弾くのは難しいと感じる方が多いでしょう。

私もそうでした。

以前、私自身がとにかく速く弾きたかった時期があり、
試行錯誤して、かなりのスピードで弾けるようになり、

わりと自信満々に師匠の前で引いた時のことです。

基礎練習の簡単なフレーズを、
意気揚々を猛スピードで引き倒し、
ニヤリと師匠の顔を見ると、

ポツリと一言。



「嘘つき」



私の試行錯誤が打ち砕かれた瞬間でした。

つまり、音がピカードではなかったのです。
トゥルトゥルとただ速く弾いても、
そんなのは嘘だと。。

ジャブのようなストレートを打っているようなものでしょうか。

「指先に力を入れて、でも手はリラックスして」

そうアドバイスを受けていましたが、
指先が引っかかって、
速く弾けずに苦労しました。

指先が痛くなり、少しタコが出来たりしました。


今はありません。ちなみに師匠にも出来ていませんが、
最初は痛かったっても言っていました。

パコもタコが出来たところに、
ワセリン塗って練習したとか言います。

逆に最初は痛い。
これもポイントになるのかもしれません。

ちなみに、私の指先は
現在はタコどころか、プニプニしてます。

(左手の指先もわりと柔らかいです)

ある時、スペイン人の師匠に

「これではパコのように速く弾けない」

と質問したところ。

「だからパコは凄いんだ(笑)」
「でも、速さよりも音の方が大事だろ?」

と。

そりゃ、そうですよね。


つまり、音です。