スラー奏法

目次

ギターは弦を押さえて、はじくことで音を出しますので、

どうしてもパーカッシブな要素が出てしまいます。

パーカッシブな要素を抑えて、

滑らかに音をつなぎたい時にこのスラーのテクニックを使用します。

このテクニックにより、

フレーズの表情を、より豊かなものにすることが可能となります。

もし、スラーのテクニックが無かったら、

あなたの奏でる音楽は、

いつでもゴツゴツとした岩のような音楽にってしまうかもしれません。

柔らかい絹のような音楽を作っていくために

スラーは必須のテクニックと言えます。

また、スラーのテクニックを磨くことは

あなたの左手に劇的な変化をもたらします。

今まであなたの意識に従わなかった指が、

思い通りに動くようになり、

さらには、あなたの思考を超えて動き出してしまうことでしょう。

でも、そこはしっかりとコントロールしなければいけません。

音楽は指ではなく、

あなたの思考と感情にあるのですから。

スラー奏法とは?

スラー奏法は、

2つの要素から成り立っています。

1つ目は、左手の指のみで弦を”叩く”ことにより音を出す方法

2つ目は、左手の指のみで弦を”はじく”ことにより音を出す方法

前者をハンマリング・オン

後者をプリング・オフ

と呼びます。

ナイロン弦ギターの世界では、

これらを合わせてスラーと呼びます。

この魅力的なスラー奏法について、

習得していきましょう。