p am p によるラスゲアード



では、早速いってみましょう。



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STEP1 で行った p(親指)の爪を使ったアップの練習を覚えているでしょうか?

その要領で、手首と腕の回転を使って弾いていきます。

p(親指) ma(中指・薬指) p(親指) によるラスゲアードです。




p(親指)の爪でアップから入り、
ma(中指・薬指)の爪でダウン
p(親指)の側面でダウン



の3つの動作が1セットの動きとなります。

ポイントはp(親指)のダウンの際にp(親指)が引っかからないように

するということですが、このときついつい浅く当ててしまいがちになるものですが、
この奏法の生みの祖である、Juan Maya Marote(ファン・マジャ・マローテ)は

決して浅く当てていません。

むしろ、p(親指)がゴルペ版に着くぐらいに深めに当たっているくらいです。

そうすることで、大きな音量で凄みのあるタッチの
ラスゲアードが可能になるのですが、

ちょっと難易度が高くなるので、
ご自身に合わせて最初は調整してみてください。

浅めに当てて、弾くことも、
マイクを通したときには、倍音が強めに出て、
効果的なこともありますから。

むしろ、マイクを使うのが当たり前の現代の弾き方では、
浅く、軽いタッチで、瞬発力で、
豊かな倍音とともに弾くことが主流でもあります。

ピカードなど、他の奏法にも言えることですが、

この辺りは、好みにもなってくると思います。

なお、今回はいきなり短い音価(細かい音符)で譜例を出しましたが、

ゆっくりから練習するのは今までと同じです。

メトロノームを使って、

はじめはゆっくり丁寧に、サラサラとです。