▪️トレモロ奏法

トレモロ奏法とは?

目次

ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器や、

トランペットやサックスなどの吹奏楽では

音を継続的に鳴らし続けることが出来ます。

が、ギターなどの撥弦楽器では音が持続しません。

そのため音を継続的に鳴らし続けるためのテクニックが

トレモロ奏法になります。

因みに、

コードを継続的に鳴らし続けるテクニック。

それがラスゲアード奏法ということです。

・アルハンブラの想い出

全面的にトレモロ奏法を使用した、

有名なギター曲で

「アルハンブラの想い出」という曲があります。

作曲者はフランシスコ・タレガというスペイン人です。

もともとトレモロ奏法のエチュードとして作曲されたようですが、

後に、「アルハンブラの想い出」と名付けられました。

噴水を表現しているとも言われていますが、

とても美しい名曲です。

今なお多くのギタリストを魅了し続ける

憧れの曲ですが、

トレモロ奏法を苦手とする多くのギタリストにとっては

憧れのままになってしまっている曲でもあります。

トレモロ奏法は決して難しいテクニックではありません。

(もちろん程度問題ですが。。)

むしろピカードやアルペジオの方が難しいと思います。

フォームや音をしっかりと意識すると難易度はMAXかと。

ですから、

もしあなたが、トレモロ奏法に悩みを抱えているのであれば、

ここでトレモロ奏法を克服できるので、

ぜひ頑張って取り組んでください。

トレモロ奏法は以下のように記譜されます。



トレモロ1

 

 

 

実際の出ている音は基本的には以下のようになります。

 

トレモロ2

 

クラシック・ギターや、

アコースティックギター(便宜上スチール弦のギターをここでは、そう述べます)

の世界では、上記の通りなのですが、

フラメンコ・ギターの世界では、

実音が一音増えて、以下のようになります。

 

トレモロ3

 

トレモロ奏法は、一定の早さがないと、

音が継続的に聞こえてきません。

そのため、ゆっくりとしたテンポで弾く際に

さらに1音増やして、6音で弾く場合もあります。

 

トレモロ4

 

→ トレモロ奏法のフォーム