良い音は良いフォームから

 

 

鏡の前で、あなた自身のフォームをチェックしながら、
注意事項を丁寧にチェックしながら、
まずは、i・m を交互に弾いてみてください。

まずは速さよりも音です。

最初はリラックスしながら、弾いて、
徐々に指先に力を入れて弾いください。

忘れないように、
チェック箇所を再度確認しておいて下さい。

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主にチェックするべき右手の状態。

  • 手の甲が安定すること。(上下左右に振れていないか)
  • 指が自然に曲がっている状態(正面から見て第二関節から先が見えない状態)
  • 親指は真っ直ぐに伸びているか親指が弦に対して水平に近い状態になっているか
  • 逆に親指が水平になりすぎていないか
  • 親指の先の関節が曲がっていないか。
  • 親指の先が緊張して反っている状態ではないか手首は自然に下に垂れ下がっているか
  • 手首の角度がキツ過ぎないか手首が落ちていないか

また押弦の際には、

  • 弾き終えた指が隣の弦にもたれかかっている(いわゆるアポヤンドと似たような状態です)
  • 指は表面板の方向に動かさずに、上の方向。つまり表面板と平行に弦を弾く。
  • 弾き終えた指が反らないように弾く。(経験上、多くの方が反っていると思われます)
  • 人差し指(i)も中指(m)も弦に対して直角に当てる(これも多くの方が角度が付いていると思われます)
  • 上記の弾き方で爪が引っ掛かる場合は、爪を整える。
    (この弾き方だと、爪は短く整える必要性が出てきます)

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とても面倒に感じると思いますが、

歌に例えると、声を作る段階での話です。

 

とても上手に歌える人がいたとして、

声がイマイチだと感じた場合。

おそらく「もったいないなぁ」と感じる人は多いのではないでしょうか。



逆に、カラオケなどで

歌がイマイチでも声が良い場合。

「良い声してるなぁ。素質あるよ」なんて意見が出たりしますよね。

 

テクニックは練習すれば身につくけど、

ギターの音そのものは後回しの人が多いのも事実です。

 

でも、音を出すことが一番最初の練習ですよね。

トランペットでもヴァイオリンでも。

綺麗に鳴らすために

ロングトーンをひたすらやります。

 

また、一流のプロほど、ロングトーンを日々の練習に取り入れているものですが、

ギターでも同じで、この音をどのように鳴らすか。

 

これはある意味永遠の課題でもあるわけです。

 

ですから、ぜひ最初のうちから

良い音で鳴らすということを意識して下さい。

また、曲など弾けるようなってからも、

たまには、今回の練習に戻って、

あらためて、フォームなどを確認すると

また新たな発見があると思います。

 

さて、次回はピカードの練習2でお届けしますね。

お楽しみに。