p a i によるラスゲアード
最後に p(親指) a(薬指) i(人差指) によるラスゲアードです。
p(親指)の爪でアップから入り、
a(薬指)の爪でダウン
i(人差指)の爪でダウン
の3つの動作が1セットの動きとなります。
こちらのほうが、
より音がバラけて広がりのある音になります。
今回も、いきなり短い音価(細かい音符)で譜例を出しましたが、
ゆっくりから練習するのは今までと同じです。
メトロノームを使って、
はじめはゆっくり丁寧に、サラサラと力まずに。
これを心がけてください。
ちなみに、パコ・デ・ルシアは
このラスゲアードの a(薬指)を c(小指)に変えて行います。
実際にやってみると、
こちらの方がよりシャープな音に聞こえるのが実感できると思います。
あなたの好みに合わせて練習してみてください。
最後にこれらの基礎練習が
実際のフラメンコではどのように使用されているのか
いくつか例をあげてみます。
テクニックを通じて、
フラメンコ・ギターそのものにも
興味を持ってもらえれば嬉しく思います。
では、ラスゲアード奏法編は以上になります。
お疲れ様でした。