minor Pentatonic Scale + 9th
目次
前回に引き続き音を加えていきます。
今回の追加音は
9th=長9度(長2度)
です!
テンション表記だと9thですし、
スケールの度数で見ると長2度ですね。
A をRoot(根音)としてみたら、
9th =B音
となります。
メロディーを弾きつつ、
Gの音を加えてみたり、
Dの音を加えてみたり、しながら、
Bの音をエイ!と加えてみてください。
その新たな響きを十分に楽しんで下さい!!
これで6音になりましたね。
6音ということはあと1音加えると、
ラシドレミファソと、全部揃ってしまう訳です。
そうです。
A Natural minor Scale (ナチュラル・マイナー・スケール)
が完成してしまいます。
ナチュラル・マイナー・スケール
ここまでしっかりと
音を噛み締めながら練習できているでしょうか?
ゆっくりと一音一音を味わって下さいね!
そして、最後です。
b13th(短6度=b6th)
を追加していきます。
C をRoot(根音)としてみたら、
b13th(短6度=b6th)=F音
となります。
が、
このb13thの音は結構独特です。
このb13thの音のちょっと暗めの響き。
日本人にはお馴染みというか、
いい感じにドラマティックですよね^^
でも、例えばジャズなどでは
逆に違和感のある音とされていますね。
これは、
アフリカからナイジェリアにつれてこられた
歴史を有する黒人の感覚では13thの感覚があるようで、
逆にb13thに違和感を感じるようです。
さらに言うと、
現在のヒップホップなどではb13thが効果的に使われているようですが、
これは、ヒップホップ文化が別の黒人の歴史ということと関係しているようです。
つまり、
奴隷として連れてこられた黒人の子孫ではなく、
のちにアメリカに入ってきた
アフリカ系の黒人たちの文化がヒップホップということで、
別の文化から来るようです。
それでも、
元の感じに戻そうという流れもあるようで、
ディアンジェロなどによる、13thに戻そうという
ムーブメントもあるようです。
いずれにせよここでは
【あえてその音を弾く】その意識さえ保たれていれば大丈夫です!
その感覚があなたの強力な武器になるでしょう!!
存分に味わって下さい。
短調を構築するマイナーのスケールは3つで1つです。
次回は残りの2つのマイナーのうち、ハーモニックマイナーを見ていきます。
→ハーモニック・マイナー・スケール(Harmonic minor Scale)