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手根管症候群とはどんな病気か

手根管症候群r-05手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)と読みます。


人差し指と中指を中心として、

親指と薬指の内側にしびれや痛みをおこし、

運動障害を起こす病気です。



 

 

症状の現れ方

症状は、とくに朝、目を覚ました時に強く現れます。

ひどくなると、夜間睡眠中に痛みで目を覚ましてしまうほどです。

この時は、手を振ったり、指の運動をすることで
だいぶ楽になります。


WF_手根管症候群r-06
また、進行すると、親指の付け根の筋肉が痩せてきて、
親指とほかの指を向かい合う位置にもってくる
対立運動が出来なくなってきます。



WF_手根管症候群r-07

わかりやすいところですと、
OKサインなどが作り難くなり、
縫い物などの細かい作業が困難になるなどの
症状が生じます。



原因

 

手首の手のひら側にある骨と靭帯(じんたい)に囲まれた

手根管というトンネルのなかを筋肉の腱がとおっています。



このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、

しびれや痛み、運動障害を起こすことが原因です。



 

手根管症候群r-02_rev

突然になることが多く、ハッキリとした理由はよくわからないようです。



妊娠・出産期や更年期の女性に多いと言われます。



音楽家を初めとして、仕事やスポーツでの手の使いすぎも

原因ではないかと言われています。



透析をしている人や、

腫瘍や腫瘤などの出来物でも手根管症候群になることがあります。



 

手根管症候群に気づいたらどうする

指にしびれや痛みがあり、朝起きた時にひどかったり

夜間睡眠中に目が覚めるようなら、

念のため整形外科を受診してください。



WF_手根管症候群r-01

 

 

 

 

親指の付け根の筋肉がやせていれば、

手術を含めた早急な治療が必要です。



 

この状態が長く続くと、

トンネルを開放する手術だけでは回復できず、

腱移行術という健康な筋肉の腱を移動する手術が必要になります。



 

診断方法

手首の関節を器具で叩く、という方法があります。



症状が見られる場合には、

指先に「しびれ」「痛み」が生じます。



WF_手根管症候群r-03他に、手首(手関節)を直角に曲げて手の甲をあわせて保持し、
1分間以内にしびれ、痛みが悪化するかどうかを見る誘発テストがあります。



これにより【母指球】といわれる筋肉部位の筋力低下や筋萎縮を診ます。



電気を用いた筋電図検査を行うという補助検査もあり、

これは、【手根管】をはさんだ【正中神経】の伝導速度を測定します。



腫瘤が疑われるものでは、
エコーやMRIなどの検査が必要になることもあります。



 

治療の方法

治療の方法としては、

手首を安静に保つための装具の使用や
ステロイド薬によるトンネル内への注射があります。



また、内服薬としては、
消炎鎮痛剤やビタミンB剤が処方されます。



これらの治療が効かない場合、
また、筋肉に痩せぼそりが生じている場合は
手術が行われます。



手根管症候群r-02_rev

 

 

手術方法としては、

靭帯を切って、トンネルを開き、
神経の圧迫を取り除きます。



トンネルの上を4〜5センチ切って行う場合と、
1〜2センチ切って内視鏡を入れて
行う場合とがあります。




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