Mode 手法の展開
目次
Mode手法は、現代に於いては、更に単純化と複雑化の両面から発達し、Modeのもつ単調さを避ける為、Tonal-centerの移動や同一 Tonal-Center上での各種Modeの展開が行なわれ、また、より自由なMelodyやAd-Libを可能とさせる為の各Modeが形成する最小単位の和音のくり返し(Modal choId patrm)の利用等があります。
1)Modallnter-change
色彩感の単調ざを回避する為の転調の技法
a)Tonal-centerを移動させつつModeは変化きせない手法
b)Tonal-centerを移動させつつModeも変化させるが、この構成音を共通させる事で置き換えの関係とする手法
c)Tonal-centerは移動せず、各種Modeを展開させる手法
d)Tonal-center を移動させ、Modeも変化させる手法
この時、構成音に共通音が少なく、距離のある転調感が得られる。
▪️上記の様に、単旋律上での Modal Inter-changeの他に、種類の異なる複数のModeを同時に多声的に用いる手法があり、これは Poly Modeと呼ばれます。
Poly Modeは更に様々な組み合わせや Modal Inter changeが可能です。
e)Poly Mode
この時、上下声は共通の構成音となっています。
2)Modal Chord Pattern
本来はこれまで学んだ各Modeの種々の和音や旋律を自由に組み合わせて演奏されたが、現在では旋律により自由な発展が求められ、その結果として和音構造は単純化されたPatternとして使用される事 が多く見られる様になりました。
Modal Chord Patternは Tonal center chordとそれ以外のchordの組み合わせで出来るChord Patternの事で Backingの手法として多く用いられています。
また、Mode個有の色彩を明確に提示したい場合は特性音を含むchordがそこに使用されます。
代表的なModalChordPattemには次の様なものがあります。
Major系ModalChordPattem
a)Ionian
b)Lydian
c)Mixolydian
minor系ModalChordPattern
a)Aeolian

b)Dorian

c)Phrygian
d)Locrian