グリッサンド

目次

・不特定の音(不明瞭な起点)から特定の音への移動
または、特定の音から不特定な音への移動をグリッサンドといいます。

ちょっと説明がややこしくなってしまいましたが、
効果音的な要素になりますので、
何となく、適当な音からスライドして入る。


もしくは、出した音を適当にスライドさせて効果を出す。


ということになります。


また、グリッサンドは略してグリスとも呼ばれます。

グリッサンドには4種類考えられます。

グリッサンドの4種類



・特定の音から高い方向へグリッサンド (アップ)
・特定の音から低い方向へグリッサンド (ダウン)
・特定の音へ高い方向からグリッサンド (アップ)
・特定の音へ低い方向からグリッサンド (ダウン)



それぞれ解説していきます。

・特定の音から高い方向へグリッサンド(アップ)

 

グリス1

 

 

 

 

・特定の音から低い方向へグリッサンド(ダウン)

 

グリス2

 

 

 

 

 

 

・特定の音へ高い方向からグリッサンド(アップ)

 

グリス3

 

 

 

 

 

 

・特定の音へ低い方向からグリッサンド(ダウン)

グリス4

 

 

 

 

ポイント

・特定の音を意識する

効果音的な側面を意識して、あまり神経質にならなくて大丈夫ですが、
向かう音や、始まる音はしっかりと意識しましょう。

・感覚的に指を滑らせる

グリッサンド自体が感覚的なテクニックなので、
指を滑らせる速度、距離、全てが感覚に依存します。


ですから、耳から覚えて、感覚的に覚えていくのが一番です。


そのためには、音源をよく聞いて下さい。
手グセ的にやってしまうと、音楽的に微妙な感じになってしまうので
そこは注意が必要です。


特にロックギターをやり始めた方に多く見られます。

逆に言えば、エレキギターから学びやすいとも言えます。

クラシックなどでは、ギターよりもヴァイオリンなどの
リード楽器から学べるでしょう。


吹奏楽などの呼吸の感じを表現すると良いです。

・移動時に弦を強く押さない

吹奏楽の音は徐々に大きくなりますよね。


それと指の力の入り具合が同じと思えば感じがわかるのでは
無いでしょうか。

最初から力を入れて押さえようとすると、
スライドと変わらなくなってしまいますし、
何より、あまり力を入れていたら、指先が痛いですよね(笑)

・どれだけ派手なグリッサンドにしたいか

これはもう、言葉通りです。


大きくグリッサンドすれば、それだけ派手になっていくわけです。


逆に、小さなグリッサンドもあるわけで、
大きなグリッサンドのみがグリッサンドでは無いわけです。


あなたのセンスにしたがって好きなようにやって大丈夫です。

センスという抽象的な表現を使いましたが、
センスは生まれつきではありません。

センスは磨くものです。

あなたの今のセンスと10年後のセンスは同じでしょうか。

違いますよね。


むしろ違うものにしていかなければなりませんよね。

例え趣味であったとしても、
やはりセンスと磨いたほうが楽しめると思います。


特別大変なことではないですしね]

このあたりの話はマニアックになってしまうので、
(レッスン生には話しましょうから)

興味ある方はレッスンでも受けていただければと思います(笑)

では、次回は魅惑のビブラート・テクニックについて
習得していきましょう。