音列(Serie)

広義では一定数の音の順列的配置。

(音の高低のみならず、長短・強弱・音色・方向等の

順列的取扱いにまで拡張適用されることもある。)

狭義では「十二音音列」、

すなわちオクターヴ内の十二の平均率半音を曲ごとに特定の順序で配列したもの。

シェーンベルク流の十二音技法の場合、旋律・和声・対位法・曲の構造、

全曲の全ての要素がこの基礎音列の反行・逆行・移行等の操作により作り出され、

これにより音楽は調性によることなく統一を得る。